ABS工法?(進化した空石積み)

アンカービオストーン工法は、自然石を使用した“空石積み”の良さを生かしつつ、
現代の課題である安全性・耐久性・施工技術者不足を解消するために開発された、
構造的に強固な「背面ネット一体型空石積工法」です。
目次
空石積みの伝統と現代の課題

空石積みとは、モルタルやコンクリートなどの接着剤を使わず、石材同士の噛み合わせのみで積み上げる日本の伝統工法です。
城壁や古い護岸に見るように、熟練した石工の技術によって築かれた空石積みは、数百年にわたりその形を保ち続けてきました。
しかし現代では、
- 熟練石工の減少
- 技術継承の難しさ
- 裏込め土砂の流出による空洞化
- 土圧による“はらみ”の発生
などにより、従来型の空石積みでは安全性が十分確保できないケースが増えています。
実際、空石積み擁壁の崩壊事故も全国で発生しています。



アンカービオストーン工法の特長
こうした背景を踏まえて当社が開発したアンカービオストーン工法は、
誰でも安全に、均一で美しく石積みができることを大きなテーマとしています。
工法のポイントは以下の通りです。
● 石材と背面ネットを“物理的に連結”
特殊金物を使用し、
表面の自然石と背面ネット(金網)を一体化。
その間に裏込め材(割栗石)を投入することで、
石と背面が連動する“もたれ式構造体”を形成します。
● 高い耐久性・耐震性
石材が単独で自立する従来の空石積みとは異なり、
外力を構造全体で受け止める仕組みになっています。
雨水浸食や裏込め材の流出による崩れのリスクを大幅に低減します。
● 現地石材の有効活用が可能
大小問わず現場発生の自然石をそのまま使用できます。
既存石材のリサイクルにも適しており、環境負荷も抑えられます。
● 熟練技術がなくても施工可能
石の選定・積み方に高度な職人技が求められないため、
均質で美しい仕上がりを安定して実現できます。






