石材エイジング~宇治橋~

宇治橋は日本三古橋の一つに数えられる、由緒ある橋です。南東には当社が長く携わらせていただいている塔の島もあり風情あふれる土地です。この宇治橋のたもとで石材の景観に合わせた着色(エージング)を施工してきました。現地で黒系の石材を≒600㎡敷き詰める場所があり、その中央の桜の木周りに石材マットを敷き詰めます。その石材マットの色が緑色系の明るい色なので、黒系石材の色に調和させる工事です。先ずは黒系石材の色の特徴・バランスを見極め調色し、同化させます。

合成繊維に石材を固定したマットの搬入状況です。
現場付近で採取される黒系の石材。
これを600㎡程度敷き詰めるそうです。
石材の特徴など観察し、塗料の調色を行います。
搬入された石材は、群馬県産の山波石でした。
設置する場所が黒系の石材で囲まれるため、同系色でエージングします。
石材表面の清掃状況
ブラシとエアーで清掃します。
着色、下塗り。
乾燥待ち。
奥に見える石材と同化してきました。
完成。日陰になって黒く見えますが、色合いはいい感じに仕上がりました。
エージング完了。
少しさび色も追加して調和させます。
この石材に合わせて、エージングしました。
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