案内川 河川改修事業/2025年 土木学会デザイン賞 優秀賞 受賞
この度、案内川の河川改修において当社の石積工法が採用された施工が、**2025年度 土木学会デザイン賞「優秀賞」**を受賞しました。
土木学会デザイン賞は、公益社団法人土木学会 景観・デザイン委員会が主催し、優れた土木デザインを顕彰する制度です。
本事業は、年間300万人が訪れる高尾山の玄関口・高尾山口駅前において、河川と公園を一体的に整備し、地域住民と観光客が共存できる新しい“かわまち空間”を創出するプロジェクトです。八王子市は2011年以降、景観計画・都市計画・周辺整備を段階的に進め、案内川の改修を契機として、自然とまちが調和する空間づくりに取り組みました。

設計コンセプト
- 地域の記憶を継承し、原風景を育む場
- 高尾山の玄関口としてのフィールドミュージアム
- 地域内外の人々がつながる交流の場
- 水辺をまちに開くデザインと、多様な利用を受け止める景観構成
改修前は樹木や看板で視界が遮られ、高尾山口の駅周辺は暗く閉じた印象があり、案内川の一部護岸も損壊していました。これを、水辺で過ごす時間そのものが魅力となる空間へと再生しています。
目次
当社工法の採用箇所と特徴
護岸部:アンカービオストーン工法
本プロジェクトの護岸整備には、当社独自のアンカービオストーン工法(背面ネット一体型空石積工)が採用されました。
- 石種・粒径を問わず施工可能
- 大小の自然石を組み合わせ、景観に馴染む美しい石積を実現
- 奥行調整が容易なため、面が揃い、仕上がりが均一で美しい
- 自然環境に配慮した空石構造で、生態系の保全にも寄与
写真からも分かるように、自由度の高い石の選択と積み方により、自然石の質感を活かした連続的で美しい護岸が形成されています。


親水階段:ラウンドストーン工法
水際に設けられたベンチ式階段護岸には、ラウンドストーン工法を採用。
- 自然石を使用した温かみのある階段空間
- 基礎と石材を一体型で構築できるため、工期短縮が可能
- 水辺に降りられる親水性の高いデザインで、利用者の滞留や交流を促進



整備後の利用状況
竣工後、案内川周辺では
- 子どもが川に入り堰をつくって遊ぶ
- 斜面を駆け回る
- 水際テラスでゆったり過ごす
- ケヤキのベンチで観光客が休憩する
など、日常的に活気ある風景が生まれています。
水辺に親しむ文化を育てる場所として、地域とともに成長し続ける空間となっています。
土木学会デザイン賞 | CIVIL ENGIN…






