残堀川河川整備

東京都西多摩・瑞穂町の狭山池を源とし、多摩川へと注ぐ全長約15kmの一級河川・残堀川。
この流域では、近年の集中豪雨に対応した治水対策に加え、人と自然が共生し、水辺に親しめる空間づくりが求められていました。
整備の柱の一つは 洪水への安全性向上 です。
1時間あたり50mm規模の降雨により発生する洪水を、安全に流下させるための河道改修および調節池の整備が行われています。
二つ目の柱は 河川環境の保全・創出 です。
昭和40年代半ばから実施されてきた河川改修により洪水被害は抑制されている一方、雨の少ない時期には流水が涸れる区間も見られ、環境再生が課題となっていました。
そのため今回の整備では、川沿いの緑地広場の活用促進や、平常時に調節池を親水空間として使えるよう計画され、地域に開かれた水辺環境の形成が進められました。
| 所在地 | 東京都 |
| 工法 | アンカービオストーン工法 |
| 発注者 | 東京都建設局 |
| 竣工 | 2009年 |
本整備で採用されたのが、当社の アンカービオストーン工法 です。
裏込めコンクリートを使用しない、自然に近い空石積み護岸を実現しつつ、背面ネットと石材を連結することで構造的な強度を持たせた当社独自の工法です。



施工が採用された親水エリア周辺には、植栽スペースを一段高く設けています。流水時の護岸保護という観点からも、この部分には高い強度が求められますが、アンカービオストーン工法ならば、
- 自然石の表情を活かした景観性
- 熟練技術に依存しない安定した施工品質
- 生態系に配慮したコンクリート不使用の構造
を同時に実現することができます。
人と自然が共生し、地域に愛される川づくりを進める上で、非常に相性の良い工法として評価され採用されました。






