案内川防災工事(堰堤部)

高尾山口駅前を流れる案内川の本川と支川の合流部の堰堤に当社のアンカータフストーン工法(型枠タイプ)が採用されました。

アンカータフストーン工法(型枠タイプ)は、セパ鉄筋で固定したフレーム型枠に石材を溶接固定することで、
型枠替わりとし、生コンを打設することができるため一度にコンクリート堰堤と石材による修景を行うことができます。
この工法により工期の短縮が可能となりました。

また、アンカータフストーン工法は、練石積工法に分類されますが、アンカー固定されているためコンクリートと石材のかぶりが少量でも石材の落下が起こりにくいため空石積工法のような深目地に仕上げることができ、本施工箇所の上下流部護岸のアンカービオストーン工法(空石積工法)との連続性を持たせることができました。

所在地東京都 八王子市
工法アンカータフストーン工法(型枠タイプ)
発注者東京都
竣工2023年

水が流れている部分が今回施工された堰堤部分になります。左右両側は当社のアンカービオストーン工法が用いられた部分です。

本来ならば”空石積み”も”練石積み”どちらも深目地に仕上がる石積技法ですが、その匠の技術を再現できる石工職人は大変貴重で現場に入っていただくことが難しい場合が多いのが現状です。

当社工法の大きな特長の一つが、職人の手で積上げられたような深目地の石積を誰でも作り上げることができることです。
写真のように、工法による差を感じることなく施工することが可能です。

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