事業主:国土交通省北陸地方整備局松本砂防事務所
件 名:金原砂防堰堤魚道工その1,2
工法名:ラウンドストーンフレームタイプ
長野県松本市の上高地に程近い旧奈川村は、野麦峠に程近い、渓流釣りのメッカとも言われる地域です。
梓川水系、奈川ダムの梓湖を数年回遊して遡上する、60cmオーバーのヤマメやイワナの大物が釣れるこの川には
高さ15mの石積みの砂防堰堤がありました。
この堰堤の上流にも大物のヤマメ、イワナを遡上させるために、魚道が計画されました。
用心深いヤマメやイワナが高低差15m、延長200mの魚道を首尾よく遡上出来るように、側壁はできるだけ自然に近づけようと、
構造は「練構造」としながらも、「玉石積み」で、しかも「深目地」にしたいとの発注者要求に対して、
弊社のラウンドストーンフレームタイプを提案し、ご採用頂きました。
H25初夏の完成を目指して施工が進んでいます。
※写真は魚に発信機を付けて、遡上実験をした際の通水の状況です。魚は無事遡上を果たしています。
施工前現況-1 | 施工前現況-2 |
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↑【金原砂防堰堤】 | |
遡上試験写真-1 | 遡上試験写真-2 |
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