御勅使川緊急改築工事

事業主:山梨県中北建設事務所
件 名:御勅使川緊急改築工事(2号床固工、8号床固工)
工法名:堤冠保護工(自然石)

越流部堤冠保護工
御勅使川(みだいがわ)は南アルプスを水源とし、戦国武将武田信玄公も信玄堤、将棋頭等空石積みの旧堤防群(国指定史跡)を築造し、治水に尽力したと言われる暴れ川として有名です。
治水に苦心したのは現代も同じです。昭和初期に石積みの床固工が十数基造られました。しかし、御勅使川は土砂の流出量の多い河川であり、流速の速い河川故に、摩滅が著しく、改築が待たれていました。
当初、堤冠保護の為に、越流部全体をゴム製型枠で被覆する工法が考えられましたが、主にコスト面から、上下流端のみゴム製型枠を使用し、中間部は石材の中でも擦り減り強度の高い石材を提案し、ご採用頂いた事例です。石材の厚みは30cm石材1個当り、ラウンドストーンアンカーを4本使用しています。

施工前現況-1 施工前現況-2
石材据付状況 架台施工状況

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下流端のゴム製型枠と耐摩耗性石材 1期工事完成
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