和田吉野川アンカービオストーン!

2ヵ年度にわたって、熊谷市内の和田吉野川において、アンカービオストーン工法が採用されました。
今年度は総延長285m余り施工しました。

アンカービオストーン工法とは?

一般的には広く背面アンカー一体型石積み工法としても知られる、当社独自開発の里山風景の復元、多自然空間の創出ができる連結自然石積み工法です。

2004 〜 2014 NETIS登録実績: 85,000㎡
多自然空間の創出

空石積みならではの、石材の合端から生まれる適度な隙間が、水生昆虫・魚類・動植物の良好な生息空間を生み出し、自然な状態のビオトープ環境を作り出します。

安定した構造体

背面アンカーシャフトと背面シャフトをジョイント金具で連結することにより、シャフトをジョイント部で調整できるため、石材の控えにかかわらず常に全面仕上がり面からの壁体厚を一定に確保できます。仕上石材、背面ネットを専用金具で連結することで、裏込め材と一体化した構造体を作り出します。
使用する金具はステンレス、または亜鉛アルミ合金メッキによる高耐久性仕様となっております。

優れた施工性の実現

石材は、金具で背面ネットと連結することで、個々の石材の据付時の安定を確保でき、石材合端の加工を伴わないため従来の石工による施工はなく、普通作業員での施工が可能です。
従来の空石積みは十分な石材の控えが必要でしたが、この工法では石材の控えが小さくても施工が可能な構造です。その上、既存石材のリサイクルも可能なので、廃棄物量の減量ができ環境にも優しい工法となっております。

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